周りから羨ましがられる職場。それでも「成長していない」と感じ、やりたいことも分からないまま5年が過ぎたT・Kさん。感覚で決めず診断で方向を定め、AI×DXの「唯一無二」の人材へ。金融機関の内定を掴むまでを伺いました。
羨ましがられる職場。でも「成長していない」自分がいた
――受講前は、どんな状況でしたか?
特に会社に不満があったわけではなく、傍から見れば羨ましがられるような環境でした。ただ、実際に働くとルーティンワークが多く、決まったことを決まったタイミングでやる毎日で。慣れてくるにつれ、自分が全然成長していないと感じ始めました。「じゃあ何が向いているのか」と言われても、やりたいことも分からず、先延ばしにしているうちに、気づけば入社して5年が過ぎていました。
「このままじゃダメだ」。期間が終わった師に、勇気を出して連絡
――AICAに相談した決め手は?
以前、コロナ禍にプログラミングスクールを受講していて、そのときコーチについてくれたのが森さんでした。受講期間はもう終わっていたのですが、「このままじゃダメだ」と思って、勇気を振り絞って連絡したのがきっかけです。
感覚で決めない。適性診断と価値観診断で方向が定まった
――最初は、どう進めていったのですか?
最初は、もう一度プログラミングを学び直してITエンジニアを目指そうと思っていました。ただ、当時と一番違ったのは、AIが想像を超える進化をしていたこと。正直、以前プログラミングを学んだときはあまり楽しさを感じず、自分に合っていないのかなと思っていました。数回の面談で森さんから「プログラミングに疲れたり、限界を感じていないか」と言われ、自分の状況を改めて認識しました。
そこで森さんから「感覚だけで判断すると後で後悔するよ」と言われ、適性診断テストと、働く価値観が明確になる診断を受けました。すると「自分が何をするのか」「何のために働くのか」が明確になって。自分が動くことで誰かのサポートができて、その成果をもっと近くで感じられる仕事がいい、と。前職は業務改善とはほど遠く、いまだに紙の書類に印鑑をもらいに行くような環境で、「AIを使えば3分の1の人数で回るのに」と思っていました。そこから、ITエンジニアよりAIでDXを進める仕事がしたいと考えるようになりました。
働きながら、生成AIパスポート→G検定→Generative AI Leader
――どんなスキルを学びましたか?
まず在職中に、会社の学習促進もあって生成AIパスポートを取得しました。それからAIの基礎を学びつつG検定を取得し、その後はGoogleのGenerative AI Leaderを、転職活動をしながら学びました。
機密で実務に使えない。だから「自作の成果物」で証明した
――実務で使えるスキルは、どう身につけましたか?
仕事柄、機密事項を扱うので、実際の業務でAIを使うのはほとんど難しい状況でした。そこで自分のPCで、Difyを使って自分の代わりに業務をしてくれるAIエージェントを作りました。それを面接で話せるようにし、実物をポートフォリオとして提出できるようにしたんです。AICAにはAI開発のプロ講師がいるので、作りたいものを伝えてマンツーマンで指導してもらいました。さらに、ネット上で自由に取れるダミーデータを使って、GAS(Google Apps Script)とClaude Codeでデータ分析や業務改善の提案書も作りました。どういう目的で何を作ったのかを分かりやすくポートフォリオ化して、選考に臨みました。
学びが「苦痛」から「楽しい」へ。自分で考えて動けるように
――転職活動中は、どう過ごしましたか?
転職活動中も、新しい技術が出たらすぐ試して、ブログを書いたりして、自分の市場価値を高めていました。そこは本当に苦痛もなく、楽しく学習できました。自己分析や、森さんが私の興味分野を見つけてくれたおかげだと思います。それからは、自分で考えて行動できるようになりました。
「唯一無二」と評価され、内定5社。選んだのは金融機関
――結果はどうなりましたか?
最終的に5社から内定をいただきました。ITエンジニアよりニッチですが、AIでDXやバックオフィスを効率化でき、ビジネスサイドとエンジニアサイドをつなぐブリッジ的な人材は少なく、「唯一無二の人材」として評価してもらえました。実務経験はなかったのですが、資格とポートフォリオを評価していただいたようです。最終的に、金融機関のAI×DX人材として入社を決めました。
転職迷子だった人へ
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