「就職サイトを使えば、フリーターからでも正社員になれるのではないか」と考えている人も多いでしょう。
確かに、就職サイトはたくさんありますが、フリーターから正社員になろうという場合は就職エージェントを利用するべきです。
例えば、フリーターや第二新卒などを対象とした「JAIC」という就職エージェントの場合、就職成功率は8割強となっています。
普通に就職活動した場合の就職成功率は5割弱ですから、倍近くも違うということになります。
では、なぜこのように差が出るのかというと、それぞれサポート体制が異なるからだと言えます。
就職サイトは、「求人情報サイト」と「就職エージェント」に大別されます。
両者の相違点は、サポートをしてくれる人がいるか否かです。
求人情報サイトを利用する場合、応募企業の選定から面接まで、自分で行わなければなりません。
一方、就職エージェントを利用する場合、自分に適した企業を紹介してもらえたり、模擬面接などを受けることができます。
このようなサポートがあるため、就職成功率に大きな差が出てくるのです。
では、フリーター向けの就職エージェントにはどのようなものがあるのかについて、見ていきましょう。
【ウズキャリ】
こちらは、フリーターや第二新卒を主な対象とした転職エージェントです。
他社よりも長期に亙るサポート期間を売りにしています。
希望勤務地は、東京・大阪・名古屋などから選択が可能です。
取り扱い求人は、職種だと情報処理や情報通信技術者が多く、業種だとソフトウェア通信が多くなっています。
また、内定率は8割強・定着率も9割強と高めです。
これは、丁重なサポート体制と、厳格な企業チェック体制の賜物です。
他の会社の10倍サポートに時間をかけているため、書類の添削などの他、何度でも模擬面接を行ってもらえます。
また、紹介するのは厳格な基準をクリアした企業のみとなっており、いわゆるブラック企業はまず存在しません。
そして、若手の採用および育成を重視している企業の求人が多く、大手からベンチャーまで揃っています。
ただ、IT系の求人が多めなので、そういった業界に関心がない人には合わないおそれがあります。
「エージェントに質問したいことがいろいろある」
「時間をかけてでも、確実に就職したい」
「IT系の仕事に関心がある」
という人にはおすすめです。
【JAIC】
こちらも、フリーターのみならず第二新卒などを対象とした就職エージェントです。
希望勤務地は、札幌・東京・埼玉・大阪・広島などから選択が可能です。
就活講座を無料で開催していたり、書類選考のない面接会を開催していたりします。
取り扱い求人は、外食やアミューズメント関連は扱っていません。
なぜかというと、離職率が高いからです。
可能な限り定着してほしいという理念があるため、上記のような業界は紹介しないことをモットーとしています。
また、JAICは厚生労働省が委託している「職業紹介優良事業者推奨事業」にて「職業紹介優良事業者」と認定されています。
この事業の認定を受けている企業は、全国におよそ1万8,000もある就職支援会社の中でも、42社しかありません。
これは、かなり信頼できるポイントと言えます。
「できるだけ長く働ける職場に行きたい」「労働環境がしっかり整備されている所で働きたい」という人にはおすすめです。
【ハタラクティブ】
こちらは、20台で正社員を目標としている人をメインターゲットとした就職エージェントです。
ベーシックな就活の流れに始まり、ビジネスマナーなどを教えてもらうこともできます。
取り扱い求人は、エンジニア系が多い印象です。
2,000件を超える求人の中から5社ほどに厳選して紹介するという形式を採っているため、厖大な求人に目を通す労力は不要です。
「エンジニアになりたい」「選りすぐりの求人を見てみたい」という人にはおすすめです。